ENEOS=根岸製油所でSAF製造を検討、25年に実用化へ
ENEOSは根岸製油所で持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel)の製造に向け、事業化検討に入った。今年10月に予定している第1トッパー(日量12万バレル)の廃止を受け、遊休設備を活用して調達した廃食油や獣脂などからSAF製造を進める。将来的に年間40万klの製造を想定している。
ENEOSはトタルエナジーズとSAF製造会社の設立し、2025年をめどにSAFの量産供給体制確立を目指す。国土交通省は2030年に航空燃料へのSAF混合率10%を目標として掲げている。
また、ENEOSはSAFの原料となる廃食油の調達として、特殊マテリアル事業やプラスチック容器事業などを手掛ける野村事務所と協業する方針も決めた。両社は一般油脂や機能性油脂を取り扱う専門商社の吉川油脂と連携し、全国から廃食油を安定的に調達する構えだ。
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