JAL=米国西海岸の空港で、非食用トウモロコシ由来のSAFを調達
JALとワンワールド アライアンスメンバーは21日、米国コロラド州にある再生可能燃料製造会社のGevo Inc.社からSAF(Sustainable Aviation Fuel)の購入を表明した。アライアンス全体では、2027年からの5年間に合計約75万キロリットルのSAFを調達する計画で、JALは米国西海岸のロサンゼルス国際空港、サンフランシスコ国際空港、サンディエゴ国際空港発の定期便に搭載する予定だ。 2021年11月30日にSAFの購入を表明したAemetis Inc.社は原料に廃食油を使用しているが、新たに購入するGevo Inc.社で製造されるSAFは非食用トウモロコシを使用している。世界的にSAFの供給量が不足している現状で、ワンワールドとして複数の航空会社がさまざまな原料から製造されるSAFの必要性を継続的に示し、SAFの普及・市場の拡大に貢献することで、航空のカーボンニュートラルを促進していく方針。 Gevo Inc.社は、2005年に米国コロラド州で設立。ミネソタ州で、非食用トウモロコシを原料にガソリンやSAF、ディーゼルを製造した実績があり、今後も米国中西部に生産地点を増やし、SAFの生産規模を向上させる予定。また製造過程で再生可能エネルギーを用いることで、排出量の低炭素化を実現することをミッションにしている。 |
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