21日 原油は小動き、強弱材料拮抗で
21日アジア時間午前の原油相場は小動き。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)によると、上昇トレンドのさなかにあるものの、強弱材料は拮抗しており、方向感は見定めにくいという。 ウクライナ戦争について、米露間で停戦協議が進んでいる。ウクライナの一部地域はロシア領土となる可能性も示唆されている中、ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、米トランプ大統領と会談し好感触を示した。ウクライナ支援を表明していたヨーロッパ諸国からは、歓迎されない停戦の可能性も高くなったと吉田氏。ヨーロッパによる対ロシア制裁緩和観測も遠のき、「ロシア産原油の供給による需給緩和は浮上しにくい」(吉田氏)。 日経平均株価は前日比22円81銭安の3万8,655円23銭で推移している。ドル円相場は1ドル= 150.22円と、前日の17時時点(150.17円)と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
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