石油化学=2月3~7日:中国連休明け直後もブタジエンは強含み
【アロマティクス】
芳香族製品相場は小幅な値動きながら堅調に推移した。中国連休明け後に当座の需要を満たすための買い気が強まったことがみられた。ただ、基調としては弱気となっており、上げ幅は限定的となった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は動きがみられず。中国が連休明けとなったものの、早急に買い付けを希望する需要家の姿はみられず。韓国積みの取引ではエチレンメーカー1社が販売入札を実施した。定修要因から3月韓国積みの売り物は限られそうだ。マレーシアでは、メーカー1社のエチレン設備が3日から不具合のため停止した。
北東アジアのプロピレン市場では、週前半まで中国が旧正月の連休となったことから、週を通して商談は低調となった。東南アジアでは、マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)が保有するナフサクラッカーおよび残油流動接触分解装置(RFCC)のうち1基が稼働を停止しており、プロピレンの供給タイト感が強まっている。
アジアのブタジエン相場は、設備の定修などに伴う供給の引き締まり感から強含んだ。域外品の商談では、米国品や欧州品を韓国向けに販売する動きが見られた。中国では、新規のブタジエン設備が順調に稼働しており、足元では国内品の供給に潤沢感がある。
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