LNG=2月3~7日:中国の報復関税に反応
DES北東アジア相場は先週、期近着が15.10ドル前後と上昇した。蘭TTF市場の上昇を受けたほか、中国向けの需要増加観測も影響した。 中国政府は4日、米政府が追加関税を発動したことへの報復として、米国産LNGの輸入に対して15%の関税を発動すると発表した。中国需要家は割高な米国産の代替として豪州や中東出しなどの調達に動き始めたもよう。すでに一部の売り手は中国勢から買いの関心を寄せられたとの情報も寄せられた。 一方、華南需要家1社は「中国の国内需要が低いうえ、輸入に占める米国産の割合が小さいため、報復関税による影響は限られる」との見方を示した。中国は2024年に7,660万トン以上のLNGを輸入したが、そのうち米国産の割合は5.4%だった。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 イラクのバスラオイル社(Basrah Oil Company)が米開発会社ハリバートン(Halliburton)とナフル・ビン・オマール(Nahr Bin Omar)油田およびシンドバッド(Sinbad)油田の開発に関する契約を交わした。両社はこれらの2つの油田からの石油および随伴ガスの開発を進める。
欧州で寒波が強まるとの見方や、ガス在庫の減少ペースが速いことが、天然ガス市場を押し上げた。欧州着の3月前後半着の商談水準は3月限のTTFに対して引き続き50~60セントのディスカウントで推移している。
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