国内石油製品=1月27~31日:陸上ガソリン、2月入りで仕切り直しへ
陸上ガソリンは1月下旬から手持ち玉の消化売りが強まり、一段安の様相を呈したものの、2月商談入りを機にいったん仕切り直しとなった。千葉で週間比2.4円高の136.9円、阪神で同1.0円高の137.45円まで持ち直している。ガソリン小売価格の上昇による消費者の節約志向のほか、需要を喚起するイベントに乏しいため、2月入り後も需要は冴えないとみる市場関係者も多いようだ。
気になる材料として、補助金に対する出口戦略追加案の関心が高いものの、1月末までに政府や監督官庁から新規発表はなく、2月以降に持ち越された格好だ。
足元では日本海側や西日本にかけて今季最強の寒波襲来とし、気象庁は注意を呼び掛けているほか、海上保安庁も東北や北陸、関西、九州地区などで高波への警戒を呼び掛けている。すでに複数の地方二次基地では出荷規制がかけられるなど、流通が乱れている。転送船の遅れは転送先の二次基地界隈で一時的なタイト感が台頭する反面、出荷元の都市部製油所界隈では余剰感が強まることもある。2月は営業日が少ないため、天候不順による転送の乱れが長引くと製油所市況にじわじわ響いてくる可能性もありそうだ。
気になる材料として、補助金に対する出口戦略追加案の関心が高いものの、1月末までに政府や監督官庁から新規発表はなく、2月以降に持ち越された格好だ。
足元では日本海側や西日本にかけて今季最強の寒波襲来とし、気象庁は注意を呼び掛けているほか、海上保安庁も東北や北陸、関西、九州地区などで高波への警戒を呼び掛けている。すでに複数の地方二次基地では出荷規制がかけられるなど、流通が乱れている。転送船の遅れは転送先の二次基地界隈で一時的なタイト感が台頭する反面、出荷元の都市部製油所界隈では余剰感が強まることもある。2月は営業日が少ないため、天候不順による転送の乱れが長引くと製油所市況にじわじわ響いてくる可能性もありそうだ。

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