石油化学=1月20~24日:ブタジエン続伸、3カ月ぶり高値圏
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は週半ばに堅調に推移する場面がみられた。需要の底堅さを受けた。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は軟調となった。前週の相場上昇に調整が入った。またいずれも旧正月入りを前に取引参加者はリスク回避の観点から、市場から後退しつつあり、これに伴い買い気も乏しくなっている。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は小幅安となった。供給は限られるものの需要は乏しいため、売り物が浮上した際は相場が押し下げられやすい地合いとなっている。中国着では865ドルで成約されたとの情報が寄せられた。
アジアのプロピレン市場は休日ムードが強い。
北東アジア市場では、旧正月を前に売買双方とも取引を急ぐ向きが見られない。韓国で4月までプロピレン設備の定修と不具合が続く見通しとなっており、供給にタイト感が強い。
東南アジア市場でも売り買いの唱えが薄い。
北東アジア着のブタジエン相場は、韓国向けの需要の堅調さや供給の引き締まり感から、引き続き強含みに推移した。FOBベースの取引では、台湾の石化メーカーが販売入札を実施し、韓国向けに落札されたと伝えられた。
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