石油化学=11月4~7日:ブタジエン一段安、域外品流入で余剰感も
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は週半ばに原油安を受けて下落する場面がみられた。北東アジア着の(PX)相場も原油安が下げ圧力となった。一方でこのところの下げ幅が大きくなっていることから、割安感からの買い気も一時見られた。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場に変動は見られず。スポット商談は動きの乏しい展開となった。韓国積みのエチレン取引では、12月品が北東アジア着のスポット市況に対し30ドル台半ばから後半のディスカウントで2カーゴが成約された。韓国のエチレンメーカーは生産調整を続けており、供給に余剰感はないようだ。
アジアのプロピレン市場は軟調となった。
北東アジア着の市場では、為替市場で人民元安・ドル高が進むなか、中国需要家の輸入品に対する買い気が後退した。
韓国積みでは、石化メーカー1社が2025年の長期契約の販売入札を開示した。
東南アジア市場では、マレーシアの石化メーカー1社が実施した2025年の長期契約の交渉がすでに決着した。
アジアのブタジエン市場は供給に潤沢感が強く、相場は下げ基調となった。
北東アジア市場では、アジア域外品が到着しており、供給に潤沢感が強い。一方、誘導品の需要が振るわないなか、需要家の買い気が乏しい。
東南アジア市場では、石化メーカー2社が12月積みの販売入札を実施した。
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