石油化学=9月23~27日:プロピレンの供給に潤沢感
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも週半ばに強含む場面がみられた。中国では景気刺激策を受け石化製品の先物相場が上昇、これに連動した。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は小幅安となった。誘導品の採算性の低下などにより、エチレンの需要が弱まっていることを受けた。市場には依然として10月品の売り物が残っているとの見方もあり、供給にも潤沢感がある。週前半には、成約可能な水準は840~850ドルとの見方が聞かれた。
アジアのプロピレン市場は全般静か。
北東アジア着の市場では、需要家は供給に潤沢感があると買いを急いでいない。
韓国積みでは、石化メーカー2社が11月積みについて販売入札を実施した。
東南アジア市場では、マレーシアの石化メーカー1社が高圧品と冷凍品について販売入札を実施した。
アジアのブタジエン市場は様子見ムードが強い。
北東アジア着の市場では、10月着の交渉はほぼ一巡しており、11月着は時期尚早感から売買双方とも取引を急いでいない。
以下のボタンからサンプルレポートをご覧いただけます。
東京 : 石油化学チーム 田鎖 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.