ENEOS=バイオメタノール製造の英企業に出資、3社共同で1億ドル
ENEOSはこのほど、バイオメタノール製造を手掛ける英企業C2Xに出資すると発表した。規模はC2Xの既存株主であるAPモラーホールディング、APモラー・マースクとの共同で合計1億ドル(約148 億円)。C2Xは調達した資金を米ルイジアナ州でサンガス・リニューアブルズと進めるプロジェクトなどに投入する。プロジェクトは完成すれば、年間50万トン以上のバイオメタノールの製造が可能になるという。ENEOSは今後、バイオメタノールの引き取りを検討する。 数十億ドルの投資規模が想定される同プロジェクトでは、サンガスのガス化システムでバイオマス(生物由来の資源)をメタノールに変換する。着工の目標は2026年後半。ガス化の工程で発生する生物起源の二酸化炭素(バイオジェニックCO2)を回収し地下に貯留することにより、CO2除去由来の炭素クレジット(CDRクレジット)を年間で100万トン創出する計画。ENEOSは、CDRクレジットについても、引き取りを今後、検討していく構え。
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