ニューグリーン・BASF=炭素貯留農業プロジェクト、提携で合意
NEWGREEN(ニューグリーン、東京都小金井市)とBASFジャパンは、カーボンファーミング(炭素貯留農業)プロジェクトの実施に向けた提携と共同出資で合意した。19日の発表によると、両社は水稲栽培の水の使用量とメタン生成を削減する技術を利用し、日本で農業者に対しメタン排出量削減を支援して経済的な利益を提供することを目指す。2026年までに試験的なプロジェクトを開始する予定。 プロジェクトに参加する農業者は排出削減量に応じて、カーボンクレジット(炭素クレジット)の取得や、メタン排出量の少ないコメによる付加価値の創出が可能になるという。両社は、取組によるメタン削減の効果を国際的な認証機関によって認められた基準に従い測定、モニタリング、報告を実施する。同プロジェクトで採用する水管理と「節水型乾田直播」(水を張っていない田に直接種をまく)の栽培方法は、日本の水稲栽培で約97%を占める「移植栽培」(あらかじめ育てた苗を田に移植する)の水管理方法と比較して、メタン排出量を最大で77%削減する効果があるとされる。
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