JR東=再エネ由来電力、山形・秋田新幹線に導入へ―東北電経由で調達
東日本旅客鉄道(JR東)は、東北電力を経由して山形・秋田新幹線の運転用電力の一部に再生可能エネルギーを4月から導入する。導入予定の区間は、山形新幹線の福島駅と新庄駅間、秋田新幹線の盛岡と秋田駅間。合計出力2万1,000kWの太陽光発電所から年間3,500万kWh(一般家庭の約1万1,200世帯分)の供給を受ける。JR東エリア内の新幹線全体で必要とする電力の約2%に相当する。二酸化炭素(CO2)の削減効果は、年間で約1万6,500トン。 JR東と東北電は昨年12月5日、「オフサイト型コーポレートPPA」と呼ばれる電力の売買契約を締結した。同契約は、需要家が自分の敷地から離れた場所(オフサイト)で発電した再エネ由来の電気を、送配電網などの電力システムを通じて小売電気事業者から受ける形態。JR東は同契約に基づいて山形・秋田新幹線に再エネ由来の電力を導入する。
注) 環境価値: CO2が排出されない付加価値 図の出所: 東日本旅客鉄道、東北電力 発表資料(15日)
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