国交省=持続可能な航空燃料「SAF」、北海道で供給網の実証へ
国土交通省は19日、持続可能な航空燃料(SAF)の供給網構築の実証事業を北海道で行うと発表した。同省に実証を提案したENEOSが事業主体となり、SAFを空港へ輸送して給油を行い、課題を抽出・分析する。輸送は、苫小牧埠頭から新千歳空港、苫小牧埠頭から旭川空港の2経路。ENEOSは周辺の自治体や企業などとも連携する。国交省は航空の脱炭素化と路線網を維持するため、地方空港にSAFを供給する体制の確立に取り組む。同日のENEOSの発表によると、両空港での給油先は、全日本空輸、日本航空、AIRDO(エア・ドゥ)の3社。SAFはバイオマス原料などから製造されたジェット燃料で、化石由来のジェット燃料と比べ約 60~80%の二酸化炭素(CO2)削減効果がある。
(実証事業のイメージ) 図の出所: 国土交通省 発表資料 注) ハイドラント:地下に埋設した管で航空燃料を送るシステム、 フューエラー:給油タンク車
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