TREホールディングス(HD)は16日、子会社のタケエイが千葉県東金市で計画していたバイオマス発電事業を見直すと発表した。当初計画では2019年の大型台風で発生した風倒木、病害を受けた木を燃料で有効活用するため、市内に出力9,900kWのバイオマス発電所建設を目指していた。ただ、具体化には森林所有者の追跡などで想定外の時間を要することが判明。また21年に生じた木材不足「ウッドショック」といった事業環境の変化もあり、燃料の安定調達体制を構築するには発電所の規模、用地の再検討が必要と判断した。