東京都=脱炭素のイベント、10月13・14日に開催 ― 先進事例を紹介
東京都は、温室効果ガスを排出しないクリーンエネルギー中心の社会へ転換するGX(グリーントランスフォーメーション)を加速するため、10月13日と14日に千代田区にある東京国際フォーラムでイベントを開催する。脱炭素の取り組みの現状や先進的な事例などを紹介する展示を行う一方、タレントの山之内すず氏などを招いてトークセッションも開き、GXに対する都民の理解が深まることを目指す。開催時間は13日が11時から19時、14日が10時から17時まで。入場無料だが、一部の催事は予約が必要。 エネルギー、モビリティ(移動・運搬手段)、ハウス(家庭)、食品の4分野でそれぞれ展示や体験コーナーを設ける。エネルギーでは、脱炭素に向け重要な役割を担う再生可能エネルギーの最新情報を含め体系的に学ぶことができるジオラマ(立体模型)を展示。積雪地域や寒冷地に設置された太陽光・風力の発電リスクに対応する小型風力発電や、水素燃料電池を用いた飛行時間15分の無人小型飛行機(ドローン)、高いエネルギー変換効率を持つ軽量の太陽電池もそれぞれ紹介する。 このほか、バッテリー式電気自動車のレースであるフォーミュラEに参戦する車体や、多機能な分離・合体型電動三輪車、自動式の配送ロボットを展示する。果物の皮を由来とする皮革代替品、植物性たんぱく質由来の「フォアグラ」なども展示する。トークセッションでは、13日(13~13時45分)に山之内氏のほか環境活動家の露木しいな氏、14日(11時30分~12時15分)にアナウンサーのサッシャ氏、俳優・経営者の小林涼子氏などがそれぞれ参加する予定。 東京都は年間を通じて、GX関連の最新技術を発信する。来年5月の17日と18日に江東区にある東京ビッグサイトで関連のイベントを実施するという。
(フォーミュラEの展示用車両) 写真の出所: 東京都産業労働局 発表資料(9月20日)
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