トタル=SARIAと協力しSAF生産へ
仏石油メジャーのトタルエナジーズと、再生可能エネルギー供給などを手掛ける独SARIAは26日、パリ地域の製油所に設置した工場『グランピュイ(セーヌ=エ=マルヌ)ゼロ原油プラットフォーム』で、持続可能な航空燃料(SAF)の開発・生産を共同で進める契約を締結したと発表した。
両社はこの契約を、SAFの原料となる使用済み食用油や動物性脂肪などの確保にとって大きなステップと位置付ける。SAFの生産能力は、2020年に予測したより25%多い年間21万トンに達するという。
この契約に基づき、トタルはSARIAの生産活動の50%を担い、グランピュイに動物性脂肪エステルを供給する。一方、SARIAは、トタルが運営するグランピュイ・バイオリファイナリーのバイオ燃料事業で同等の株式を取得する。SARIAはまた、使用済み食用油を供給する。
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