欧州エネルギー取引所(EEX)が運営する日本の電力先物市場は、4月から始まる新年度に向けた価格ヘッジニーズの高まりを受け、取引ペースの拡大に一段と拍車がかかっている。2月24~28日の約定数量は3,478.15GWh(34億7,815万kWh)に達し、2週ぶりに週間ベースの過去最多を更新した。2月の月間約定量も11,228GWhと、1月の11,111GWhから1.0%微増。例月より営業日が少ないにもかかわらず、2カ月連続で月間記録を塗り替えた。さらに、2月の約定件数も1,460件と月間最多を更新。これまでの月間最多は24年8月の1,388件だった。
25年夏季(4~9月)と冬季(10~3月)のシーズン物を組み合わせ、年間ベースで電力価格を固定する取引が引き続き盛況だった。月間物では、火力発電所の点検停止が集中し、不需要期における相場高騰が懸念される25年3月の約定が急増。ベースロードとピークロード(平日8~20時)のいずれも、比較的大きいロットでの約定が目立った。

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