三菱商事エネ=北陸地区でEV事業検証を開始、金沢丸善のSSで
三菱商事エネルギーは19日、テスラモータースジャパンと協業し、電気自動車(EV)向けのモビリティサービス拠点事業の拡大検証を開始すると発表した。今年2月、熊本県でSS跡地を活用したカフェにEVを展示し、試乗や充電サービスなどを展開する事業検証を実施。今回は第2弾としてSSでの事業検証を進める。
同社特約店の金沢丸善とそのグループ会社が運営する石川県と富山県のSSを対象に、テスラ社の「モデル3」を店頭に配備し、消費者への試乗機会を提供する。予約は同社が運営するカーメンテナンス予約システムを使う方針だ。事業検証を経て、将来的にはEVの展示や試乗、充電、洗車やコーティングなどのサービス提供拠点としてSSを活用していく。
SSは従来のガソリン車や軽油車向けのサービス提供のほか、EV向けサービス拠点として新たな価値提供が求められており、とくに車両保有率が高い地方でEVの利便性や認知度の向上が必要になってくる。三菱商事エネは既存車両の使用率が高い地方で今後見込まれるEVシフトに向けた各種需要の深掘りを進めたい構えだ。
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