三菱商事エネ=車両メンテナンス管理専門会社を設立
三菱商事エネルギーはオリックス、住友三井オートサービス、日本カーソリューションズ、三菱オートリースと開発を進めている車両メンテナンス管理専門の共通プラットフォーム事業を独立させ、完全子会社「FLEET PITLOCK(フリート・ピットロック)」を1月20日付で設立した。同社は専門子会社を立ち上げ、情報管理の強化と他のリース会社との提携スピード向上を目指す。
三菱商事エネは車両メンテナンス管理専門の共通プラットフォームを今年10月に稼働させる方針だ。自動車整備業界は、自動車整備士資格や車両メンテナンス技術の習熟までに一定の経験が必要で、新たな人材確保が極めて難しく、高齢化が進んでいる。
一方、自動車リース業界は、法人および個人向けサービスのトラックやバンなど営業車、社用車、自家用車の車検や修理点検など、車両維持管理業務にも対応しており、複数の自動車整備工場と連携し、業務が複雑になっている。同社は車両整備とリース業務の業務合理化を進め、データ管理の一元化、整備依頼と請求の効率化を図る。車両周辺業務の効率化と集約を進めることで、ガソリンや軽油の販売先を確保したい狙いもある。
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