18日 原油は続伸、中東情勢の緊張で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は前日の終値と比べ17セント高の67.75ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同19セント高の71.26ドル/バレルと、いずれも続伸している。
18日アジア時間午前の原油相場は一段高。中東の地政学的リスクを背景とした買いが継続している。米軍は15日、紅海やイエメン沖を航行する船舶への攻撃を再開した親イラン武装勢力「フーシ」に対し、軍事作戦を開始した。トランプ米大統領が、「イランも責任を負うことになる」と述べたことを受け、中東産油国からのエネルギー供給に支障が生じるとの懸念が再燃している。また、野村證券経済調査部の高島雄貴エコノミストは、「中国が景気テコ入れ策を講じたことも原油の買いにつながっている」と指摘。同国政府は17日、国内の消費活動を促す新たな経済対策を発表した。
日経平均株価は前日比531円49銭高の3万7,928円1銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.45円と、前日17時時点(148.87円)と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):160.53 (↑0.28)
|