25日 原油は続伸、押し目買いやイラン制裁で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は先週末終値と比べ41セント高の71.11ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は同36セント高の75.14ドル/バレルと、いずれも続伸している。 25日アジア時間午前の原油相場は続伸。先週21日にWTI原油相場が70ドル前後まで急落したため、値ごろ感から押し目買いが入っている。さらに、米財務省が24日、イランの石油企業30社以上に制裁を課す方針を示した。イラン産原油の供給の先細りが意識され、「原油相場の上昇の追い風となっている」とニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは述べた。ただ、米国経済の弱基調が続いていることから相場の上値は抑えられた。もっとも、2年振りにイラク北部のクルド人自治区からの原油輸出が再開するとの報道が聞かれており、イラク産原油の供給増も期待されている。 日経平均株価は先週末比388円44銭安の3万8,388円50銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.00円と、先週末の17時時点(150.57円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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