29日 原油はまちまち、米市場休場で持ち高整理
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ36セント高の69.08ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は11セント安の73.17ドル/バレルと、まちまちになっている。
アジア時間29日午前の原油相場はまちまち。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、感謝祭で米国市場が休場したため「アジア時間では持ち高整理の商いになっている」との見方を示した。目先の原油価格の動向については、「足元為替市場でドル安になっているが、最近の原油市場はドルよりも地政学リスクに反応しやすい。引き続きウクライナ情勢が注目点」と指摘した。ただ、「石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する『OPECプラス』が増産を延期することで、原油相場はある程度下支えされるだろう」とも付け加えた。
日経平均株価は前日比161円50銭安の3万8,187円56銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.13円と、前日の17時時点(151.77円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|