18日 原油は小幅反発、ポジション調整の買いで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は先週末終値と比べ10セント高の67.12ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同22セント高の71.26ドル/バレルと、いずれも反発している。 18日アジア時間午前の原油相場は小幅反発。WTI原油相場が一時65ドルに近づいたことでポジション調整の買いが入っているという。WTI原油相場は2001年末以来65ドルを割っていないため、「長期視点での相場のサポートラインに入り、市場心理から安値拾いが発生した」と楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は指摘。ただ、相場上昇は限定的だ。トランプ次期大統領は16日、エネルギー長官に石油会社を経営するクリス・ライト氏を任命すると発表。「米国の原油増産が期待され、供給増加が見込まれている」と同氏は述べた。中国経済の減速感が払拭出来ていないことも弱材料視されている。 日経平均株価は前日比281円3銭安の3万8,361円88銭で推移している。ドル円相場は1ドル=154.78円と、前日の17時時点(155.78円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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