レックス22=小幅続落、輸出指数主導で
リムエネルギー総合指数22種(レックス22)は13日、前日比0.67ポイント低下の164.66。下げ幅は縮小したが3日続落。総合指数を構成する指数のうち特に輸出(4種)が166.92と、1.21ポイント下落した。輸入(9種)も0.79ポイント低下の175.61。一方、国内(9種)は151.45と2日連続で変わらず。 輸出指数は構成する4製品のうち、軽油とジェット燃料、船舶用燃料である380cstがそれぞれ下げた。軽油市場では、精製マージン(石油製品と原油の価格差)が堅調なため中間地(産油国と消費国の中間で石油を精製する国・地域)で軽油の精製販売量が増加傾向にあるという。一方、基礎化学品であるベンゼンは小じっかり。 輸入指数の9製品では、ナフサ(粗製ガソリン)や軽油など7種が下げた。石油化学品の基礎原料であるナフサの市場では、川下での製品需要が盛り上がりを欠いているため軟調が続いたもよう。半面、液化天然ガス(LNG)は欧州の天然ガス市況に引っ張られるなどして大幅に上昇し、輸入指数全体の下げ幅を狭めた形。 国内指数を構成する9製品はすべて横ばい。重油市場では、元売りの卸売業者への販売価格(仕切り価格)の改定を目前しているため、模様眺めのムードが強く、取引が見送られたとみられる。
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