5日 原油は小幅続伸、米大統領選を前に様子見姿勢強く
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ3セント高の71.50ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同2セント高の75.10ドル/バレルと、いずれも小幅続伸している。 5日アジア時間午前の原油相場は続伸。一部の情報筋によると、米大統領選を前にイランがイスラエルへの報復攻撃の準備に入ったと伝えられた。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「中東情勢の緊迫感は続いている」と指摘。一方、相場の上げ幅は限定的だ。4日海外時間における原油相場の上昇から利益確定売りが見られる。加えて、アジア時間5日夜には米大統領選の投票を控えており、持ち高調整の売りも発生しやすい状況だ。同氏は「大統領選を前にして市場動向を見極める姿勢も強い」と述べた。 日経平均株価は先週末比462円20銭高の3万8,515円87銭で推移している。ドル円相場は1ドル=152.21円と、先週末の17時時点(152.55円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|