25日 原油は反発、中東情勢の不透明感を受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ22セント高の70.41ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同23セント高の74.61ドル/バレルと、いずれも反発している。 25日アジア時間午前の原油相場は反発。23~24日のWTI原油相場が1.9ドル程度下落したことを受け、買い戻しが入っている。さらに、11月5日の米大統領選より前にイスラエルがイランに対し報復を行う可能性があるため、「中東情勢に不透明感が生じている」とエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは指摘。また、週末にイスラエルが報復攻撃をした場合のリスクに備えて、持ち高調整の買いもみられる。このほか、24日に発表された米国の10月PMI(米総合購買担当者景気指数)が5.43と、9月の5.40および市場予想の5.38を上回った。「米国経済の回復の兆しがエネルギー需要増加を意識させている」(同氏)。 日経平均株価は前日比381円31銭安の3万7,761円98銭で推移している。ドル円相場は1ドル=151.77円と、前日の17時時点(152.13円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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