24日 原油は反発、前日の下落を受け値ごろ感から
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ80セント高の71.57ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同76セント高の75.72ドル/バレルと、いずれも反発している。 24日アジア時間午前の原油相場は反発。原油相場は前日に米原油在庫の増加を受け下落し、一時WTI70ドルを割り込んだ。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)によると、値ごろ感から買いが集まり反発したという。 緊張状態が続く中東情勢が足元の相場を下支えしているものの、「状況が大きく変わらない限り次の材料にはなりにくい」(吉田氏)。同氏は今後を占う材料として、日本時間24日23時前に発表される10月のPMI(米総合購買担当者景気指数)を挙げる。始まったばかりの米国の利下げ政策を「景気悪化を防ぐための利下げ」としたうえで、事前予想値47.5を上回る強い内容であった場合、利下げの温度感が下がる可能性もあるという。
日経平均株価は前日比54円97銭高の3万8,159円83銭で推移している。ドル円相場は1ドル=152.57円と、前日の17時時点(152.36円)と比べ、小幅にドル高・円安方向に振れている。
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