23日 原油は反落、米原油在庫が予想以上に増加
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ24セント安の71.50ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同27セント安の75.77ドル/バレルと、いずれも反落している。 23日アジア時間午前の原油相場は反落。米原油在庫が予想以上に増えたことを受けて、市場のセンチメントは弱気に振れている。米石油協会(API)が22日に発表した週間在庫統計によると原油在庫は164万バレル増となり、市場予想よりも大幅に増加した。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「APIの結果を受けて売りが先行している」と指摘した。 目先の相場動向に関しては、「依然としてボックス圏相場になる公算が大きい」との見方を示した。中国が抜本的な景気刺激策を打ち出せないなど、経済の先行きに関して未だに不透明感が根強い一方、イスラエルがイランへの報復姿勢を崩しておらず、中東情勢の悪化が懸念されるなど、強弱材料が交錯している。 日経平均株価は前日比68円21銭安の3万8,343円75銭で推移している。ドル円相場は1ドル=151.76円と、前日の17時時点(151.01円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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