2日 原油は続伸、イランのミサイル発射で供給不安
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ1.09ドル高の70.92ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)も同1.02ドル高の74.58ドル/バレルといずれも続伸している。
2日アジア時間午前の原油相場は続伸。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)はイランがイスラエルへミサイルを発射したことで、「中東情勢のさらなる悪化を見込んで供給不安を意識した買いが続いている」と指摘した。目先の原油価格の展開については、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合が今晩控えており、「どういう声明を出すかがポイント。ただ中東情勢が混沌としており、下げ余地は限定されそう」との見方を示した。
日経平均株価は前日比623円93銭安の3万8,028円4銭で推移している。ドル円相場は1ドル=143.90円と、前日の17時時点(144.18円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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