11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ22セント安の70.97ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同23セント安の73.47ドル/バレルと、いずれも小安い。
18日アジア時間午前の原油相場は小幅下落。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)によると、WTI原油は70ドル前後を目安に売買が錯綜し、一時的に売りが先行したという。ただし、利下げ観測や中東での地政学的リスクの高まりなど、相場に上昇圧力を加える材料が多く残るため「買いが集まりやすく、上げ基調」と吉田氏は指摘する。
日本時間の19日未明、二日間にわたって議論された米連邦公開市場委員会(FOMC)による会見が予定されている。利下げ実施による経済活動の活発化は原油市場にとっても強材料視されるため、注視する市場関係者が多いと吉田氏。
あわせて、10月2日開催予定のOPECプラス第56回共同閣僚監視委員会(JMMC)に向け、各国の要人から石油生産に関する発言などは中長期的な強弱材料になるとの見方を示した。
日経平均株価は前日比243円72銭高の3万6,446円94銭で推移している。ドル円相場は1ドル=141.58円と、前日の17時時点(140.60円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 156.26 (↓0.32)
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