日本LPガス協会=4年振りに賀詞交換会を開催
日本LPガス協会が9日、都内のホテルで新年賀詞交歓会を開催した。賀詞交歓会の開催は4年振り。同協会の江澤和彦会長は年頭所感のなかで、「引き続きLPGの安定供給を目指す」と述べた。2023年は、紅海における地政学リスクの高まりにより中東産LPGへの供給懸念が浮上していたものの、米国のLPGの増産や中国のプロパン脱水素(PDH)プラントへのLPG需要が減少していたことから、供給面で大きな問題は生じなかったという。しかし、パナマ運河の通峡制限も継続していることから、「2024年も引き続き海外の情勢を注視していく」(同氏)と発言した。さらに、LPGのカーボンニュートラル化を急ぎ、2024年はカーボンニュートラルLPG普及のためのロードマップを作成していく方針を示した。このほか、防災や減災のために、災害時における避難施設のLPG供給設備の普及を推進していくことにも触れた。
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