第254回 ～ガソリンスタンドって何カ所あるの？ ～の巻(2024年8月7日)
さっきから熱心にスマホをいじっているけど、何か調べもの？
来週、お盆のお墓参りに行くんだけど、近くのガソリンスタンドがどこにあるか事前に確認しておこうと思って。いつも立ち寄っていたスタンドが最近、お店を畳んじゃったみたいで。
うちの近所もここ10年で何カ所か廃業したなあ。自動車の燃費向上、設備の老朽化、人手不足と人件費高騰、後継者不足、若者のクルマ離れ…。理由はいろいろあるみたい。実際のところ全国のスタンド数は毎年右肩下がりで減っているんだって。
地方では近くにスタンドがなくて給油に困る”過疎地”問題が起きているという記事を以前読んだことがあるよ。全国のスタンドはいったい何カ所くらいあるんだろう。
資源エネルギー庁によると、2024年3月時点で27,414カ所。過去最高だった1994年3月末の60,421カ所から55%も減っているんだ。ちなみに日本フランチャイズチェーン協会のデータでは2022年度時点の全国コンビニ数は57,451店となっている。
1994年ごろのスタンド数は現在のコンビニより多かったのか。にわかに信じられないな。
スタンドも一応セルフサービス店は毎年増えているんだけど、フルサービス店がそれ以上のペースで減っているんだ。
確かに街中ではセルフ店をよく見かける気がするよ。人手が少なく済むからかな。
石油情報センターによると、スタンド全体のうちセルフの割合は2022年3月末時点で38%。日本でセルフ店が普及し始めた1998年以降、毎年割合が拡大している。
ところでスタンド数は今後も減っていくのかな。かめりんがさっき挙げた減少理由がそう簡単に解消するとは思えないけど…。
長い目でみれば減少が続く可能性が高いみたい。経済産業省は2023～28年度のガソリン内需が年平均2.6%減ると見通している。脱炭素の流れを汲んだ脱ガソリン車が響きそう。
この先、人口が減ればクルマに乗る人も減っちゃうよね。スタンドの来客が減れば、新しいお店の開店、老朽化したお店の改装も難しくなると。しかし、街中からスタンドが減っていくのは寂しいね。ぼくはできる限りガソリン車を乗り回すぞ～。
でもうさりん、こないだ電気自動車を欲しがってたじゃん。ミーハーだから。
…。
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(文：西江 )
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