第238回 ~リム情報開発って、何している会社? ~の巻(2023年12月20日)
ふんふん、ニ○シンボ~、何をしてるかわからないけど~♪ニ○シンボー~♪
うさりん、何を歌っているの?
はっ、いつのまにか無意識に・・・、CMソングだよ。なんか一度見たら、忘れられなくて、グルグル頭の中をこのメロディーと歌詞がエンドレスで繰り返されてしまうんだ・・・・、サブリミナル恐ろしい・・・。
コマーシャルの刷り込み効果って怖いわね~。でも、そのCMシリーズはかなりユーモラスで、インパクトがあるのは、わかるわ。
このCMの企業のように、会社名はわかるけど、具体的には何をやっているかわかりづらい会社ってあるよね。我がリム情報開発株式会社も、その1つなのではなかろうか・・・。
あ~、社のマスコットの癖に、そこまで言っちゃっていいのかな~
『リム情報開発は、原油、石油製品、LPG(液化石油ガス)、LNG(液化天然ガス)、石油化学、電力…と、エネルギー業界を幅広く取材し、国内外に情報を発信しているメディア』なわけだけど、その主力商品の『リムレポート』って、なんのレポートなの? 新聞みたいに、エネルギー業界で最近あった事件や流行を掲載しているの?
もちろん、リムレポートは製油所や輸出入航路・陸路で起きた事件や事件、エネルギー動向に影響する法律の変更、国内外の政治事情などについて掲載しているわ。ただ、一般の新聞と違って、特徴的なのは、エネルギー価格査定機関の1つとして出している『リム価格』の掲載ね。
エネルギー価格査定機関って、なんだい?
エネルギー価格査定機関というのは、言葉のとおり、原油、石油製品、液化天然ガス等の価格を査定する機関なのだけど、これを理解するには、そもそもどういう方法でエネルギーの価格がやり取りされているかを理解する必要があるわね。
そこは、”やさしい”エネルギー講座なので、できるだけ、簡単にお願いします!
できるだけ頑張ってみるわね・・・・。 エネルギーは日々の生活に欠かせないものだから、基本的に売り手と買い手同士が交渉のうえ、1年以上の長期で、安定した価格とルールで契約購入することがほとんどなのだけど、一部、短期で行う取引もあるの。例えば、冬が思ったより暖かくて、エネルギーが余ってしまったり、急な災害発生でエネルギーが足りなくなったりするのを、お互いに補いあうために、そういう短期取引も必要なわけね。その取引価格の決め方には、2通りあるの。1つ目は、売買双方の交渉による固定価格を決める方法。2つ目は、『指標価格』を使う方法。エネルギー価格査定機関は、この2つ目で使う『指標価格』を出すところよ。『リム価格』は、この『指標価格』のうちの1つなの。エネルギー価格査定機関は、リム以外には、プラッツ(Platts)社、アーガス(Argus Media)社などあるわ。
『指標価格』って、どんな価格なの?
取引する時のマーカーとして利用する価格のことよ。具体的な例で説明するわね。 例えば、商社のA社が、海上ガソリン5,000klを石油元売りのB社から調達することにするわ。その価格を決める方法として、1キロリットル当たり、納品日の前月『リム価格(ガソリン)』に割増金(プレミアム)+500円、というように『指標価格』に連動させて価格を決めるのよ。
『指標価格』って、そんな重要なことに利用される価格だって、知らなかったよ。売り手と買い手をつなぐ大事な価格なんだね。責任重大だ!!
そう、だから、リムのコピーは『フェアな価格・確かな信頼』なのよ。来年2月には、リム情報開発も、めでたく40周年を迎えるわ。これからも頑張っていきましょうね!
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(文:寺島 )
「やさしいエネルギー講座」から出題!
以下の4つのうちエネルギー価格査定機関でないものはどれかな?
正解と思ったボタンを押してみよう。
エネルギーの知識をさらに深めたい人は、一般社団法人日本エネルギープランナー協会の検定に挑戦してみよう!
(リム情報開発は、一般社団法人日本エネルギープランナー協会を応援しています)