原油・コンデンセート=3月17~21日:ユロン石油化学、オマーンを購入
中国の独立系精製会社ユロン石油化学(Shandong Yulong Petrochemical)が5月積みオマーン原油をスポット購入した。中国国際連合石化(ユニペック)が200万バレルを販売した。ユロン石油化学は、中国山東省の製油所・石油化学コンプレックスプロジェクトにおいて、2基目となる日量20万バレルの常圧蒸留装置の稼働を3月末にも開始することになっており、同製油所で主に精製する硫黄分の多い中重質原油の買い付けを増やした。
【アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ】 アフリカで最大の製油所(日量65万バレル)の製油所を抱えるナイジェリアのダンゴテグループは、4月積みとして赤道ギニア産のセイバ原油とブラジル産のブジオス原油をこれまでにスポット市場で購入した。さらに、ナイジェリア産の新原油であるユタペート原油(Utapate)を同製油所向けに取り込んだ。ユタペート原油は、昨年後半から市場に投入された新原油で、APIが44度前後の軽質スウィート原油。ナイジェリアはユタペート原油の生産が日量40,000バレル前後から、2025年末には同80,000バレル前後へ倍増する見通し。
【南方】 マレーシア国営ペトロナスは19日、入札を通じて5月26~30日積みキマニス原油を販売した。買い手はタイ石油公社(PTT)で、成約価格はDTDブレントに対して6.00ドル台後半のプレミアム。
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