欧州エネルギー取引所(EEX)が運営する日本の電力先物市場は、ヘッジ需要の増大を追い風に加速度的な成長が続いている。3月の月間約定量は13,640GWhと2月の11,228GWhを21.5%上回り、3カ月連続で月間ベースの最多記録を更新した。25年夏季(4~9月)と冬季(10~3月)の取引が引き続き活況だったほか、ベースロードとピークロード(平日8~20時)を組み合わせて夜間価格を固定する取引も目立った。さらに、25年1~3月の累計約定量も35,979GWhと、前年同期の16,306GWhと比べ2.2倍増に膨らんだ。

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