27日 原油は反発、2カ月半ぶりの安値で値ごろ感
27日アジア時間午前の原油相場は強含み。短期に売られすぎとの見方が強まり、安値拾いの買いが先行している。WTI原油とブレント原油は前日の海外市場で、いずれも2カ月半ぶりの安値を付けていた。また、「アジア時間に入ってニューヨークダウ平均株価先物が上昇に転じた」と、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は指摘。株式と同じリスク資産である原油にも買いが波及している。ただ、依然として原油相場の上値は重い。ロシアとウクライナによる和平交渉が進めば、欧米の制裁下にあるロシア産原油の供給が回復するとの見方が広がっている。目先も原油相場は軟調に推移するものとみられ、「WTIは2024年12月以降のレンジ下限である65ドルを維持できるかに注目したい」(吉田氏)。
日経平均株価は前日比19円47銭安の3万8,122円90銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.32円と、前日17時時点(149.54円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):166.31 (↓3.15)
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