26日 原油は小幅反発も強弱材料が交錯
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ6セント高の69.0ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同10セント高の73.11ドル/バレルと、いずれも小幅反発している。 26日アジア時間午前の原油相場はわずかに反発。ロシアが中距離弾道ミサイルの発射継続を示唆するなど、ウクライナ情勢への警戒感が払拭されないことから、原油に買いが入っている。ただ、強弱材料が交錯しており、相場は方向感に乏しい。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「中東情勢に一服感が広がっており、原油の売りも見られる」と指摘。情報筋によると25日、レバノンの親イラン組織ヒズボラとイスラエルが停戦合意に近づいた。ただ、同氏は「停戦合意まで幾つか段階があり、状況を見守る機運も強い」と述べた。 日経平均株価は前日比418円31銭安の3万8,361円83銭で推移している。ドル円相場は1ドル=154.13円と、前日の17時時点(154.54円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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